「木で建ててみよう」―私たちがサイト立ち上げに込めた想い―

前田建設 サイト立ち上げにあたり

前田建設 サイト立ち上げにあたり

この度は「木で建ててみよう」をご覧いただき誠にありがとうございます。

木は未来へつなぐことのできる再生可能な循環資源です。それと同時に人の手を入れて大切に育てることで価値を高めることができる資源でもあります。

国土の約7割を森林が占めている日本。今、私たちはこれらの豊かな「木」の資源をもっと活用していくべき状況にあります。木とともに生きてきた文化を、さらに未来に向けて繋いでいく時代とも言えます。

地球温暖化防止対策として大きなカギを握る木材の有効活用。国の積極的な後押しもあり、全国で「木で建ててみよう」という機運が盛り上がりつつあります。木で建てることへの関心が高まる中、私たち前田建設はこれまで自治体の庁舎や大学の校舎、宿泊施設など、様々な中大規模建築物の木造・木質化のプロジェクトに携わる機会を頂いてまいりました。

前田建設 サイト立ち上げにあたり

私たちは、これらの経験の中で培った木材や木造建築に関する技術へのこだわりや、手がけてきた建築への愛情に自信を持っています。

「木で建ててみよう」は、"前田建設が知る木の魅力をもっと世の中に発信していくことが、木材利用の発展につながる"という想いから生まれた場所です。前田建設が積み重ねてきた経験から得た知識を広く社会にご覧いただくことで、「木」を取り巻く社会の発展に少しでも貢献できればと願っています。

「木で建てる」ことへの想い

「木で建てる」ことへの想い

木でできた建物に一歩足を踏み入れた時、その香りや風合いに柔らかく包み込まれるような感じを受けることはないでしょうか。私たちはそういった木が呼び起こす心地よい感覚を大切に、木の活かし方を追い求めていきたいと考えています。

もちろん前田建設が木を使った建物に力を入れている理由はそれだけではありません。例えば日本の林業の抱える課題を憂い林業復興に貢献することに意義を感じる、大規模建物を木で建てるという挑戦に魅力を感じる、素材としての木が好きで、活用するための技術を突き詰めたい、資源のない国で再生可能資源の可能性をもっと追求したい...など。そんな多様な側面をもつ懐の深さが、木造の魅力と言えるかもしれません。

私たちは木で建てることを通じて多面的に社会と関わり、木に寄り添いながら新しい価値を創り出していきたいと考えています。

木造を取り巻く社会背景

木造を取り巻く社会背景

それでは木造建築を取り巻く背景はどうでしょうか。2010年「公共建築物等における木材の利用の促進に関する法律」が施行されました。国をあげて木で建てることを推進することが宣言されています。木で建てる、という機運はここ数年で着実に高まってきています。

一方で木造に関する知識は、書籍や雑誌、インターネット上の情報を探しても、専門家向けの難解な資料がほとんどを占めているのが現状です。私たちは、木造に対する前田建設ならではの知見や知識を広く世の中と共有することで木造をもっと親しみやすいものにしていきたいと考えています。

「木で建てる」が発信する情報

「木で建てる」が発信する情報

・知る
木の建物に入るとなぜほっとするの?木を使うとなぜ地球温暖化防止になるの?体育館の床はなぜ木が多いの?知っているようで知らない「木」にまつわるいろいろ。気楽な気持ちで読んでみてください。


・建てる
木でどんな建物が建てられるの?鉄筋コンクリートや鉄に比べて弱そうに感じるけど大丈夫?建てるにあたって何をしたらいいの?気を付けないといけないことは?を、できる限りわかりやすくお伝えします。


・育てる
森を育てる活動って?どのような技術が育まれているの?木で建てた後、長く使い続けるためには?「木」「技術」、「人」そして「たてもの」を育てることにスポットを当ててご紹介していきます。


地域材

「木で建ててみよう」は、一歩一歩着実に成長していきます。林業や森林に興味がある方や木について詳しく知りたい方、これから木で建てることを考えている方にとって、常に価値ある情報を共有していけるよう、サイトを運営してまいります。期待を寄せながら、温かく見守っていただけますと幸いです。