御坊市庁舎がウッドデザイン賞2025を受賞!

「御坊市庁舎」がウッドデザイン賞2025を受賞しました。
ウッドデザイン賞は、木の良さや価値を再発見させる製品や取り組みについて特に優れたものを消費者目線で評価し表彰する新しい顕彰制度です。
市民に親しまれ、気軽に立ち寄れる防災拠点「御坊市庁舎」をご紹介します。


■物件概要

工事名:御坊市新庁舎建設事業 新庁舎建設工事
場所:和歌山県御坊市薗350番地 他
工事期間:2021年7月1日~2025年8月31日
発注者:御坊市
設計施工:久米設計・前田建設特定建設工事共同企業体(基本設計:山下設計)
監理:久米設計
建物用途:県庁・市役所役場
構造規模:RC/一部S造 地上6階
建築面積:2221.02㎡
延床面積:7724.48㎡

▲北西面外観

■津波から市民を守る防災拠点

御坊市の中心街に位置し海岸線から約1㎞に位置する敷地は、南海トラフ巨大地震が発生した30分後には水深30㎝の津波が到達し、津波基準水位は3.5mとなっています。
市民の安全を確保するため、1階と2階の間に免震層を設ける中間免震構造を採用し、1階は鉄筋コンクリート造、2階以上を鉄骨造としています。また、最上階にはホバリングスペースを設けることで避難民の救助や救援物資の受け入れにも対応可能な施設としました。 敷地の中心部には「ごぼう防災デッキ」を設け、屋外階段で高所へ避難できる計画としています。

▲ごぼう防災デッキ
▲ごぼうプラザ

■御坊市らしさを追求したデザイン

御坊市らしさを表現するために、議場や各室の内装に紀州材をふんだんに使用しています。また、エントランスホール(みやこホール)は地域に語り継がれる「宮古姫物語」をモチーフとしており、紀州材で繊細な色に染められた幾重にも重なる衣を表現しています。

▲議場
▲みやこホール

「宮古姫物語」については こちら


■まとめ

地域の木材を活かし、機能性と美しさを兼ね備えた御坊市庁舎。防災拠点として地域住民の生活を支えるだけでなく、様々な役割を担っていくことが期待されます。これからの公共建築においてウッドデザインの重要性はますます高まっていくでしょう。