第2回 国登録有形文化財『甚吉邸』一般公開予約開始のお知らせ
6月に一般公開を開始した昭和初期の日本住宅建築の傑作と言われる「旧渡辺甚吉邸」、改め『甚吉邸』の第2回一般公開予約を開始いたします。 1934年、港区白金台に岐阜の名家・渡辺家の14代当主、甚吉の私邸として建てられた洋館です。日本の住宅の発展に大きく寄与した住宅専門会社の技師として活躍した、遠藤健三と山本拙郎、そして二人の恩師である今和次郎の3人の共作によって、建築当時の日本における住宅建築の最高水準の経験・知見が凝縮された歴史的建造物です。国内では数少ない本格的チューダー様式であり、一時期GHQに接収されたり、外国の大使公邸、結婚式場として利用されましたが大規模な改修はされず、それらの特徴ある装飾を含め当初からの姿がほぼ完全に保たれていたことが特徴です。近年になり一旦は甚吉邸も解体の危機を迎えましたが、建築史関係者らの保存運動や働きかけにより、2022年3月に前田建設工業ICI総合センター内に移築、復原されました。2023年2月27日には取手市初の国登録有形文化財に登録されました。 詳しくはこちらをご覧ください→ 第1回一般公開は全部で135名の予約枠をご用意したのですが予約日の午前中には埋まってしまうという大盛況ぶりで、遠方からいらした方もいらっしゃいました。ご参加いただいた皆さん本当にありがとうございました。 2023年8月31日(木)~9月2日(土) 第1回:10時 / 第2回:13時 / 第3回:15時30分 無料 3日間開催し、各回20名ご覧いただけます。 予約開始日は2023年8月7日(月)12時(正午)からです。 他に類を見ない細部にわたる装飾と90年近く前の建物とは思えない高い技術の詰まった貴重な建築物を皆さまにもぜひ、体感してください。 ↓↓甚吉邸一般公開の見学お申し込みはこちら↓↓
甚吉邸ってなんのこと?という方のためにご説明させてください。
https://kidetatetemiyou.com/uploads/uploads/6614b7fcc4a0a2995662b6cf.pdf
この記事をご覧になって「甚吉邸」を見てみたいと思った方、前回ご予約できなかった皆さんもぜひ、ご参加ください。
集合時間にお集まりいただき、簡単なご説明の後に1時間程度自由にご見学いただけます。
音声ガイドもご用意していますのでゆっくりご覧いただけると思います。
もちろん、ご説明もスタッフが対応いたしますのでお声がけください。
皆さんにお目にかかれることをスタッフ一同楽しみにしております。
当時の関係者の想い、デザイン性の高さ、施工者の技術、生活の様子などを実際の建物から感じてみませんか?