オンライン開催 甚吉邸特別講演会「今和次郎を語る」
本年度より一般公開を行っている甚吉邸の細部装飾を務めた今和次郎氏の没後50年を記念して甚吉邸特別講演会「今和次郎を語る」を開催いたします。 甚吉邸は、実作の少なく幻のデザイナーと呼ばれる今和次郎のデザインした照明やスイッチプレートなどの細部装飾がたくさん残されています。その甚吉邸と今和次郎を多くの方に知っていただきたいという思いを込めた講演会です。 第Ⅰ部では、今まで見学したかったけど行けなかったという方や全く知らないので見てみたいという方にもこの機会に甚吉邸をご覧いただけるよう学芸員による解説付きオンライン見学会を開催します。今回は特別に甚吉邸学芸員による解説付きです。すでに見学してくださった方にも新たな発見があると思いますのでどうぞ、楽しみにしていてください。 今 和次郎(こん わじろう) 1888年(明治21年)青森県生まれ。東京美術学校(現・東京芸術大学美術学部)を卒業後、早稲田大学建築学科の助手となり、後に教授となる。建築学のみならず民俗学などの研究者としても知られており、いわゆる考現学の提唱者でもある。なお建築やデザイン分野での実作は非常に少なく、幻のデザイナーとも呼ばれている。 →甚吉邸特別講演会(オンライン開催)「今和次郎を語る」 PDFはこちら ※講演会は終了しました。ご参加いただいた皆様有難うございました。
16時~ 第Ⅰ部 甚吉邸オンライン見学会
中谷礼仁先生(早稲田大学教授)
須崎文代先生(神奈川大学准教授)
甚吉邸って何?という方はこちらをご覧ください。
第Ⅱ部では、甚吉邸の名誉館長である藤森照信東京大学名誉教授、旧渡辺甚吉邸サポーターズの中谷礼仁早稲田大学教授、須崎文代神奈川大学准教授に「今和次郎」について座談会形式で語っていただこうと思います。建築家だけでなく考現学の提唱者であり、また民家や服装の民俗学研究者など様々な顔を持つ今和次郎。そんな今和次郎をよく知る御三方が何を語ってくれるのか私たちもワクワクしています。
この機会に、昭和初期の日本のデザインや生活の世界を堪能していただけたらと思います。
1888~1973