桜咲く花瓶

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前田建設のICI総合センター内にある木の花瓶をご紹介します。
写真のどこに木の花瓶があるかわかりますか?
真ん中の桜の木、花瓶に生けた花のように見えませんか?


こちらの木の花瓶は2019年東京大学木質材料学研究室の学生の作品で前田建設の木造新生産システム(木造多軸加工機)によって加工されました。
タイトルは『木花瓶』!「もくかびん」と読みます。 基本の片持ち梁ユニットを24個、組み合わせてこの形を形成しています。
大工さんがこのユニットを加工するのに通常約2週間はかかるところ、木造新生産システムを活用し、なんと、およそ3日間で加工を終わらせることができました。


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どの部分を加工したのかというと、よ~くご覧いただくと1つ1つの材に穴を開けその穴に木材を通しています。
この穴を加工したんです。
1つ1つの穴は角度も違い、人間が加工を行うとすると大変な労力になったと思います。


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元々は第92回東大五月祭にて学内コンペが行われ、最優秀作品として選ばれ、五月祭、表参道ギャラリーにて展示されていました。その後、作品タイトルである花瓶に花を咲かせようとICI総合センター内にある桜の木を花に見立て設置しました。


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実はこの作品以外にもう1つ、2x4材で作成した『Holz-horn』もICI総合センター内に設置されています。
こちらの作品は見る角度によって形が異なり、絶妙なバランスを保っています。
設計者は設置時は東大生でしたが現在は前田建設の社員なんです。 これも何かのご縁ですね。


木花瓶をプレカットした木造新生産システム(木造多軸加工機)についてはまた別の機会に記事を掲載させていただきます。